今回は、青年漫画を紹介していきたいと思います。青年漫画というと、少し前までは成人の男性の漫画という印象が強かったと思います。
しかし、今は、若年層が増えたり、女性の読者も増えてきているのをご存じでしょうか?幅広い年齢、性別の方が楽しめる青年漫画。青年漫画を知らない人も気になる作品が見つかるかもしれません。
何度も読んでほしい長編青年漫画7選!
青年漫画は、少女漫画や少年漫画などに比べると、規制が少ないため、いろいろなテーマの作品が生み出されています。
そんな青年漫画のたくさんある作品の中から、今回は、長編の漫画を紹介していきたいと思います。
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜
1つ目の作品は、泰三子先生の「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」です。アニメ化、ドラマ化もされたことのあるこの作品。
主人公は新米女性警官の川合です。辞表を握りしめた川合の交番に超美人の藤部長が刑事課から配属されてきます。県警の男性陣を絶望に陥れるコンビが誕生するのです。
某県警に勤めること10年の泰三子先生。隠そうとしても元警察官の本音が溢れ出してきます。元警察官が描いているだけあり、普段知ることのできない警察官の苦労や細かい仕事を知ることのできる作品です。
現職警察官にも大評判なくらい、警察の仕事をコミカルかつ生々しく描写されています。登場人物も個性的でそんなところにも夢中になっていきます。
読み始めると今まで見たことのない警察漫画に夢中になってしまうこと間違いなしの作品です。この作品を読むと、警察官に会った時に感謝の気持ちになると同時に明日も仕事頑張ろう!という元気をもらえます。
ダンジョン飯
九井諒子先生の「ダンジョン飯」です。冒険者のライオス一行は、ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われます。
その時にライオス一行は金と食料を全て失ってしまうのです。もう一度、ダンジョンに挑もうと考えますが、今の状況では、途中で飢え死にすることは目に見えています。
そこでライオスは「そうだ!モンスターを食べよう」と決意するのです。ライオス一行は、ミミック、バジリスク、スライム、ドラゴンなど襲いくる凶暴なモンスターを食べながらダンジョンの踏破を目指していきます。
冒険の様子もとても面白く、さらにモンスターを材料にした料理はどれも美味しそうです。それも食べるの!?というモンスターもとても美味しそうに描かれていきます。
どんな冒険が待っているのか、一巻読み始めると、止まらなくなってしまいます。PRG好きならハマること間違いなしの作品です。
バトルスタディーズ
次は、なきぼくろ先生の「バトルスタディーズ」です。元PL球児が描く超リアルな高校野球漫画です。
元球児がリアルに描く漫画なので、野球をやっていた人ならハマること間違いなしのこの作品。青春を思い出させるこの作品は、上下関係の厳しさや練習の厳しさなどがリアルに描かれていたり、寮生活や友情も描かれています。
18人で天下をとるために日々頑張る姿に、野球をしていた人も野球をしたことがない人もハマってしまう人が続出中です。
ゴールデンカムイ
野田サトル先生の「ゴールデンカムイ」です。ゴールデンカムイ展が行われるほど大人気の作品です。
日露戦争で鬼神の如き武功から「不死身の杉元」とそううたわれた兵士は、ある目的のために大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れます。そこでアイヌが隠した膨大な埋蔵金の手がかりを見つけます。
北の大地で繰り広げられる黄金をめぐる戦いが開幕します。網走監獄や屈斜路湖、タウシュベツ橋梁など北海道のいろいろな地が出てきたり、リアルな動植物も出てきます。
立ち塞がる圧倒的な自然と凶悪な死刑囚。アイヌの少女やエゾ狼との出逢い。北の大地で繰り広げられるエンターテイメントに読む手が止まらなくなります。作品を読んでいると、実際の北海道の町を見にいきたくなってしまう人も多いと思います。
31巻で完結しているこの作品は実写映画化が決定しています。実写化され、どんな作品が見れるのか、今後楽しみです。
アオアシ
次は、小林有吾先生の「アオアシ」です。2019年に舞台化、2022年にアニメ化されています。
主人公は愛媛の公立中学の弱小サッカー部に所属する中学3年生の青井葦人です。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトでしたが、真っ直ぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することになります。
そんなアシトの前に東京の強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也が現れます。福田は、アシトの無限の可能性を見抜き、東京で開催される自チームのセレクションを受けるようにすすめるのです。
アシトが日本のサッカーにどんな革命を起こすことになるのか、どんな運命が待ち受けているのか、アシトのひたむきな姿に気づいたら、感情移入してしまいます。
サッカーを知らない人でもプレーにはどんな意味があるのか、どういった練習が必要なのかなど、とてもわかりやすく描かれています。サッカー未経験の人でもひたすらに前進していくアシトの姿に勇気がもらえます。
ピアノの森
一色まこと先生の「ピアノの森」です。ある森にボロボロに壊れてしまい、音も出なくなったピアノが捨ててありました。
一ノ瀬海は森に捨てられたピアノをおもちゃがわりに育てます。音が出るはずのないピアノを鳴らすことができる、ただ一人の少年の海。
海は、かつて天才の名をほしいままにしていた時に事故によってピアニスト生命を断たれてしまい、小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や偉大な父や自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らと出会っていきます。
そんな環境の中で海は次第にピアノに惹かれていきます。
漫画なのに、音楽が聞こえてきそうなこの作品。純粋で、ひたむきな海の姿に涙が止まらなくなる読者もとても多いです。何度読んでも泣いてしまう奇跡と感動の物語です。
嘘喰い
最後は、2022年に中田秀夫監督で実写化映画化もされた迫稔雄先生の「嘘喰い」です。遊ぶためのお金目当てに闇金に手を出し、取り立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。
斑目貘は自らをギャンブラーと名乗ります。そして借金返済を手伝うと豪語するのです。凄腕のギャンブラー、斑目貘が命をかけたゲームに勝利しながら日本の財政界そして裏社会を牛耳る闇のギャンブル倶楽部「賭郎」の頂点を目指していきます。
読み返すたびに発見があるほど、細かいところまで作り込まれた作品です。手に汗握るギャンブルと格闘が繰り広げられる作品はとにかく面白い!嫌いな人はいない!という声が多いほど、読み始めると見入ってしまいます。
ギャンブル漫画が好きな人だけではなく、ギャンブル漫画を読んだことない人も楽しめること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたか?青年漫画を7作品紹介させていただきました。気になる一作は見つかりましたか?
どれも少しあらすじを見るだけで、気になる・・・読んでみたい・・・そんな作品ばかりだったのではないでしょうか?
青年漫画を読んだことがない人も、青年漫画は好きだけど、まだ今回の作品を読んだことがなかった人も、ぜひ一度手にとって読んでみてください。
一度読んだら、続きが気になり、時間が経つのも忘れて夢中になっていること間違いありません。